69回放送番組審議会議事録

 

1.開催年月日 平成2日(月曜日)

           午後4時20分~午後5時20

2.開催場所 エフエム世田谷 会議室

3.出席予定者 委員総数  5名

           出席委員数  5名

倉本 俊幸  委員長

佐藤 菊夫  委 

小林 憲夫  委 

  晶子    

古谷 真一郎   

             放送事業者側出席者

代表取締役社長   田中 茂

取締役兼放送局長 深井 教雄

           事務局   武田 和子

 

4.議  題    エフエム世田谷放送番組

    番組名「金パラ~長江健次のDARADAラジオ」

           平成2625日(午後100分~午後5時 放送分

 

5.議事の概要

(1)放送局側からの審議番組の説明 

(2)当該番組の試聴

(3)出席委員による当該番組の審議

(4)関連事項について出席者全員での意見交換

(5)その他

 

6.審議内容

      定刻、事務局より委員総数5名全員が出席しているので、放送番組審議会の

規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に

議事進行を依頼した。

      委員長の指示により、該当番組担当 武田が、審議内容の説明を行った。

(1)番組概要

< 番 組 名 >  「金パラ~長江健次のDARADAラジオ」

<放送曜日時間> 毎週金曜日 午後1時~午後5時

<放 送 内 容> 三軒茶屋キャロットタワー26Fサテライトから長江健次を

メイン・パーソナリティに、80年代洋楽邦楽~スポーツ、

食べ歩き、仕事、家族ほか、日常の出来事を共有する

生ワイド番組。 

 

< 制   作 > 株式会社世田谷サービス公社 エフエム世田谷

 

  (2)審議対象放送内容

平成26年7月25日(金) 13時00分~1500分 放送分

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり 

 

倉本委員長:ただ今から第69回の審議会を始めます。

番組についてご説明をお願いします。

      

武田 :当社7月編成で始まった番組です。毎週金曜日午後1時から5時迄のワイド

番組、キャロットタワー26Fのサテライト・スタジオ、スタジオ・キャロットからの公

開生放送番組です。「金ドン!」のフツ夫役でおなじみでした長江健次さんを

メイン・パーソナリティに、小林佳果さんをアシスタントにスタート、725日は、

4回目の放送になりますが、この日の放送をお聞きいただきます。

 

編集済み番組を聴取 

倉本委員長:いかがでしょうか。お昼の暇がある時間に聞くのに、肩の凝らないなかなか

いい番組なのではないかと思いますが。

 

小林委員:4時間ですよね、4時間この様だと、ちょっと辛い気がした。

       というのは、2人のかけ合いが、あまりうまく噛んでいないのでは、と思った。

全編通して聴いたわけではないのですが。

       長江さんのキャラでずっと引っ張っていって、小林さんはそれに答えるだけ。

そうですね、とか同意するくらいで。番組として2人のかけあいで新しい発展

が生まれる、という部分が弱い気がした。

長江さん一人の魅力で4時間引っ張っていく、それを盛り上げる為、いろい

ろなテーマを設定していると思った。でも、それだと全編同じトーンになって

しまう気がする。これだと、長江さん一人でもいいのではないかと思った。

2人にした理由は?

 

  武田 :小林さんは、アシスタントでもあり、アナウンサーでもある、この中でニュース、
 お天気、交通情報、お知らせ、すべてをこなしている。

小林委員: なるほど。

倉本委員長:今出てこなかったのですが、特派員レポートとか、世田谷ぶらりぶらぶらも

ありますね。そこでは小林さんは、どう関わっているのか分からなかった。

そこも長江さん一人が、ずっと引っ張っているのか。         

張 委員:題名が流石、DARADAラジオ。ダラダラ聞いている感じなんだな、と。

でもダラダラにしては、関西弁でお話になるので、インパクトがある。

ラジオで関西弁ってあまり聞かないような気もする。

      小林さんは滑舌もよく、リアクションも悪くないと思うが、小林先生がおっしゃっ

たように、彼女のリアクションがあまり活きていない気がした。

      面白いリアクションが出来る期待がもてる方だが、まだ会話がうまく噛み合あっていないようだ。

今回は「夏祭り」だったが、テーマは、その日に知らせるのか?

エピソードを寄せてもらうのか?長さや量の制限は? 

武田 :通常、エンディングで来週のテーマを発表する。

制限はない。お題の様なものがあった方が、リスナーはメールを送りやすい。 

張 委員:相談室は、人生相談みたいな相談なのか。相談したいと思わせてくれないと

相談しないかも。小林さんとの会話を聞いていると、長江さんあまり話を聞いて

くれていない感じがある。ここは小林さんが受けるとか、相談コーナーは一考かな

と思った。

二人のキャッチボールとか、バトンタッチとか、コーナーによって受け渡したり

とかも有るかもしれないし、もう少し、2人のキャッチボールが有ってもいい。

武田 :7月にスタートしたばかり。小林さんは情報系の処理に手一杯だったところはある。     

佐藤委員:昭和の音楽・復活的な部分をもっと出していかれたらいいのでは。

バックトゥザ80‘sのコーナーの曲、バックトゥーザフューチャー、これは素晴らし

い曲。どの様な選択をしているのか。   

武田 :長江さん初期の活躍時のアイドル、松田聖子さん、岩崎宏実さん、田原俊彦

さん、山口百恵さんなどいろいろな方の曲が、採り上げられている。   

小林委員:もともと、音楽とトークの関連性はないのでは。

昭和のお茶の間の復活は、最初のところだけで、あとは一貫性がないのでは

ないか。

武田 :40代~60代くらいの方が、ラジオやTVでよく聞いていたような曲が多く流れる。   

古谷委員:これは、昭和のお茶の間で人気があった長江さんが、番組のメイン・パーソナリ

ティであるってことを謳っているわけで、昭和のお茶の間自体を提供する番組で

はない。80年代当時、彼もその中の一人として活躍していたわけで、その関連

の曲や話が出てくるのは不思議ではない。

ターゲットはというと、それは幅広くなるでしょうけれど、彼がやることによって、

少し若い層の人たちも聞けるようになったのではないか。

武田 :長江さんは「金ドン!」でお馴染みで、当時、人気ナンバー1と言っていい方。

それを前面に出したかった。お茶の間・ドタバタ・お笑い劇場のテイスト。内容は

長江さんがパーソナリティであることが前提で、関西弁でドタバタ感もありながら

進行する。決してスマートでおしゃれな方向ではない。

      

張 委員:このお二人、経歴見ているとスポーツが得意である。「スポパラ」のコーナーだ

けは、あまりドタバタしないで、スポーツはそれぞれの種目でかなり詳しい方が

いるが、わかっている人にも、わかっていない人にも、それぞれに話題ごとに、

きちんとデータみたいなものを出して、しっかり語ってくれた方がいいかもしれ

ないと思った。

倉本委員長:この番組はかなり聞く人の幅があり、聴く人によって、受け取り方が違う、と

思った。

佐藤委員:関西の方ですよね。浪速の風を世田谷に、ということで、世田谷の人が何を

感じるか、それは自由だし、人によると思う。批判もあっていい。

 

倉本委員長:ある意味、クセがあっていいのではないか。関西弁の印象はいろいろ。

嫌だなと思う人もいれば、いいなと思う人もいる。言葉に対する思いは、これはもう人それぞれ。

佐藤委員:我々の年代でも感じ方が違う。感想はいろいろ。

 

古谷委員:今、地方でもエフエム世田谷の放送を聴くことができる。

その時間でしか、その地域でしか聞けなかったラジオの時代から、選んで聞ける

時代になって、選択肢がいろいろな中、言葉は問題ない。日常的にも、関西であ

ろうが、他の地域の言葉であろうが。聞きづらい標準語の人もいるわけだし。

但、うまく組みあわて行くって方法はあるのかな、と思う。 

以前、月に1回位だったか、地域の人、地元で頑張っている人をゲストに招いて

お祭りとか行事、団体の紹介をした時代があった。

土日も生が全くない時期があって、唯一金曜生だけが、そういったゲストにご出

演いただける枠だった。この生放送枠を、その様にうまく使った方がいいと思う。

今、ゲストが著名な方ばかりですね?

 

武田 :スタート月なので頑張ってブッキングした結果。

今後そういった土地の情報を伝えていただけるゲストの方、ぜひお越しいただき

たい。

 

張 委員: 特派員レポートは、どのようなコーナーなのか?

武田 :月曜日~木曜日も同様で、区民レポーターとして、世田谷区にお住いの方

30名の皆さんに、身近な地元の話題、情報を伝えいただいている。

倉本委員長:そういった方たちと日頃コンタクトをとっていれば、素晴らしい情報ご提供

元ではないか。

 

小林委員:4時間を聴くとすると、聴いていて苦笑いしたり、思わず吹き出したりしたり、

聴いていて波があって、面白ければ聞いてしまう。4時間の中で盛り上がったり

下がったり。せっかく浪速の風を吹かせるなら、もっとキャラをたたせて、アクの

強さをもっと出してもいいのでは。その時小林さんですが、もっと抵抗というか

反応していいと思う。2人はパっと見たところ、「浪速」対「世田谷のおじょうさん」

という感じ。小林さんは、もっとバシっとツッこんでもいいと思う。2人の掛け合

いが面白いと、思わず笑ってしまうと思う。

4時間もたせるのなら、2人のかけ合いをもっと面白くするような工夫が必要な

のではないか。

全国で聴けるとしても、僕みたいな東京生まれ、東京育ちにしてみれば、

関西弁は、ドギマギしてしまうことがある。発想が全然違うから、どう対応する

のかなと思う。小林さんおとなしすぎるかな、まだ慣れてないのかな、と思った。 

張 委員:アシスタントとしてじゃなくて、パートナー的に位置づけしてもらったらどうか。

お笑いの方々をみていると、関西弁でいじられ上手な人は面白い。関西弁で

押されるばっかりだと、なにかもやもやしてしまう。東京勢としては。

   小林さんに、ストレートに、パーン、パーンと突っ込んでいただいてはどうか。

倉本委員長:皆さん、今日は有り難うございました。

事務局:次回の日程ですが、106日の月曜日ではいかがでしょう。

全 員:特に問題ない。

事務局:次回は10月6日(月曜日)1620分から1720分と予定します。