第 39 回  放 送 番 組 審 議 会 議 事 録
1.開催年月日  平成20年 1月22日(火曜日)
         午後4時〜午後5時
2.開催場所  株式会社エフエム世田谷 会議室
3.委員の出席  委員総数    8名
         出席委員数   7名
  出席委員の氏名
         倉本 俊幸   委員長
         佐藤 菊夫   副委員長
         大杉 伸一   委員
         白石 冬美   委員
         小林 憲夫   委員
          張  晶子   委員
         古谷 真一郎  委員
  欠席委員の氏名
         清水 信男   委員
  放送事業者側出席者氏名
         代表取締役 久米 征雄
         編成部長  深井 教雄
         総務部長  加藤 年弘
4.議  題   1.エフエム世田谷放送番組
           「Global Kids Station」
           (毎週日曜日9:00〜10:00)
            1月20日(日)放送分の審議
         2.その他
5.議事の概要
  (1)放送局側からの審議番組の説明
  (2)当該番組の試聴
  (3)出席委員による当該番組の審議
  (4)関連事項について出席者全員での意見交換
  (5)その他
6.審議内容
  定刻、事務局より出席委員数7名、全委員数の1/2に達しているので、放送番組審議会の規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち審議に入る。
  先ず、倉本委員長の要請により深井編成部長が審議内容の説明を行った。
(1)                        
番組の企画意図
    人口82万人を擁する区民のうち、外国人登録者数約1万5千人(1.8%)。区内には約10のインターナショナルスクールがあります。
グローバル時代の中で、世界中に友達を作りたい新鮮な視点を持った子供たちが番組の主人公です。といっても、子供番組というわけでは無く、また、在日外国人を対象にした限定番組でもありません。底無しに元気で、チャレンジャーで、ボーダレスな子供たちのみずみずしい感覚を、自由にのびのびと表現してもらうことでリスナーが元気をもらうというコンセプトとなっています。
(2)                        
番組概要
   番  組  名  「Global 
Kids  Station」
   放送期間  2007年10月から2008年3月まで           
   放送時間  毎週日曜日の9時00分〜10時00分
   放送形態  1時間録音番組
   出  演  者  メインキャスター  Aja(アヤ)
            週替わりゲスト
   番 組 内 容  対談形式番組等(バリエーション有り)
   企 画 制 作  株式会社エフエム世田谷
(3)                        
審議対象放送内容
@   
 番組の構成としては、毎週子供たちゲストを迎え、導入部から中盤にかけては、日々の生活や体験を通しての色々なレポートや世界の祝祭日や習慣等を間にゲストにちなんだ曲を掛けながら紹介してもらう。
A   
中盤では、メインキャスターによる、映画、本、DVD等の紹介を行う。
B   
後段は、インタビュー形式で、自国の食べ物、衣装、歌などの紹介と発見や感動したことなどを語ってもらい、メインキャスターによるまとめを行い次週の予告で番組を終了する。
C   
今回のゲストは、たまたま、日本人少年(教育学園国際部の中学1年生)が、8歳(2003年)から12歳(2007年)までオーストラリア居住の経験と感動を語った。
D   
通常では、ゲストは外国人で外国語による会話ですが、今回はゲストが日本人少年ということで、日本語による会話となっています。また、珍しくゲストの母親が同席し、子供への質問を代弁する事例が多々あったため、何時もと少し雰囲気が異なった感じであることを報告した。
E   
また、今日は1時間番組を短縮して、聞いていただき審議をお願いいたします。
F   
録音再生
ア.     冒頭部分
・キャスターによる番組紹介
・キャスターによるゲスト紹介
・ゲストによる英語での自己紹介
・キャスターからゲストへのケアンズでの学校生活(生徒数、生徒の国数・・・20か国、夏休み等)学校環境についてインタビューに答えるが、ゲストの答えに対して母親がかなりの部分補足説明をしていた。
イ.     中段部分
  ・キャスターによる映画、本、DVDの紹介で今回は、DVD「チャーリーとチョコレート工場」の出演者やストーリーを紹介。
  ・
ウ.     後段部分
  ・キャスターからのゲストへのインタビューを継続で主として、ケアンズでの生活環境や印象、感動場面について会話が進んだが、やはり、母親のフォローも多かった。一方、ゲストも前半に比べて落ち着いてきた様で声もはっきりと答えていた。
  ・キャスターから母親へも居住環境について日本との比較を含めてインタビューし答えてもらった。
エ.     エンディング
・番組は次回の予告と意見等の募集で終了した。
7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり
倉田委員長
 ・今までに(審議したことの)無いような番組で、若い人が聞いたら外国に憧れる人も多いので楽しい番組だと思う。
白石委員
 ・パーソナリティーも若くて良い。
 ・耳に心地よい番組である。
 ・今日のは日本語が多いと言うが、ほとんど日本語であった。
 ・子供の遊びやジョークなども入れたら良い。
小林委員
 ・インタビュアーのセンスで質問しているが、子供の視点で話をさせると良い。
 ・子供に答えさせるような質問をしてほしい。
白石委員
 ・映画紹介は原稿を読むのではなく、もう少し軽やかにした方が良い。
張 委員
 ・大人と子供の見方は当然異なるので子供の世界を中心に考えてほしい。
白石委員
 ・対象は子供なのか?
  ・・・子供を中心に大人にも聞いてほしい・・・(局側回答)
張 委員
 ・攻め方を工夫する必要がある。
佐藤委員
 ・教育制度が異なるのでインタビューの導入の仕方が難しいと思う。
小林委員
 ・番組として何を言いたいのか。(伸び伸びとしている様なのか、価値観なのか、子供を通して大人も楽しめることは大事である)
佐藤副委員長
 ・録音を聞くとオーストラリアは日本よりのびのびしている感じがする。
白石委員
 ・コンセプトは素敵である。
 ・聞く方にも聴き方があると思う。
小林委員
 ・メインキャスターの起用理由は?
  局側より・・・身近に英語、日本語を話せて、かつ、ジョッキーのできる人ということと、当社の趣旨に積極的に賛同してくれる人として起用した。・・・
佐藤副委員長
 ・番組中で紹介する映画等は、誰が選ぶのか?
  局側より・・・キャスターやディレクターが相談しながら選んでいる。・・・
小林委員
 ・キャスターの笑い声が少し気になった。
佐藤副委員長
 ・映画等の紹介には、子供の持つ素晴らしい世界や日本の古典的な良さ
含ませた方が良い。
 大杉委員
  ・子供の声をもっと入れてほしい。
倉田委員長
  ・キャスターやゲストによって、だいぶ雰囲気が変わってくることもあるだろうが、良い番組にしてほしい。
  
局 側
  ・各委員の貴重なご意見・ご要望を今後の番組編成の参考にし、より充実した番組とするよう努力していきたい。
8.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置及びその年月日
    な し
9.審議機関の答申または意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、
  方法、および年月日
    ホームページにて平成20年2月に公表
10.その他の参考事項
    な し