第53回放送番組審議会議事録

 

 

1.開催年月日  平成24年1月17日(火曜日)

         午後4時~午後5時

 

2.開催場所  ㈱エフエム世田谷 会議室

 

3.出席者  委員総数  6名

         出席委員数  5名

           倉本 俊幸  委 員

           佐藤 菊夫  委 員

大杉 伸一  委 員

小林 憲夫  委 員

張  晶子   委 員

 

欠席者      古谷 真一郎 委 員

 

放送事業者側出席者

           代表取締役      深井 教雄  

           管理部長      幸田 雅夫

           放送事業部主任  武田 和子

 

4.議  題 (1)エフエム世田谷放送番組

平成24年1月8日()18時5分~18時20分放送分

What’s Up Setagaya!」(昭和女子大学提供)

 

 

5.議事の概要

  (1)放送局側からの審議番組の説明

  (2)当該番組の試聴

  (3)出席委員による当該番組の審議

  (4)関連事項について出席者全員での意見交換

  (5)その他

 

6.審議内容

   定刻、事務局より委員総数6名のうち5名が出席しているので、放送番組審議会の規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち委員長に議事進行を依頼した。

  倉本委員長の開始宣言に続き、委員長の指示により武田放送事業部主任が審議内容の説明を行った。

  

(1)番組概要

番  組  名  What’s Up Setagaya!」(昭和女子大学提供)

 放送曜日・時間  毎週日曜日18時5分~18時20分放送分

  

等  ①放送形態は、週1回スタジオ録音番組

         ②出演:昭和女子大学英語コミュニケーション学科生徒等

              ③昭和女子大学GP roject(Good Practice Project Showa

 Women‘ s University though a Grant by the Ministry

 of Educatino)の一環でスタート。プログラムに参加するのは、英

語コミュニケーション学科の生徒、講師、留学生ほか。

学生ならではの視点で文化、歴史など様々なジャンルをクローズアッ

プ、英語で情報を伝える。学生たちは番組制作を通して英語を習得

する。学生たちの日々の活動の成果の発表の場でもある。

            

 制    作  株式会社エフエム世田谷

            

 (2)審議対象放送内容

平成24年1月8日()18時5分~18時20分放送分

 

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり

 

 倉本委員長

  ・これまでとはジャンルが変わったと感じたかもしれませんが、皆さんお聴きになっていかがだったでしょうか。ご意見等をどうぞ。

 小林委員

  ・延べ3人の学生が出てきたが、発音等英語のうまさのレベルが違う。放送に出るための基準があるのか。

 武田主任 

・英語コミュニケーション学科に在籍している生徒であること、またこの番組に出るこ

とで単位の一部がもらえることなどもあり、コミュニケーションの技術力等の差は番

組を始めた当初からありました。帰国子女の場合や夏場にボストンにある分校での放

送などでは、非常にぐいぐいひきつける内容になっています。

佐藤副委員長

・選ばれた学生は3年生か、コミュニケーション学科の学生数は何人か。

武田主任 

・全部で20名ぐらいではないかと、ディレクターから聞いています。

 小林委員

  ・トピックの話でフランスに行ったことのない2人の会話では、単なる茶飲み話を聴か

されているにすぎない。これまで聴いてきた放送番組は情報を提供するということが

メインであったが、今回の番組では、内輪話をリスナーが聴かされているということ

になってしまう。

 武田主任

  ・この番組は、最初は他の学部の方たちも手伝い、番組名にあるように区内のいろいろ

な歴史やイベントなどに情報を紹介したりしていたが、現在は自分たちの興味のある

学校生活や映画、伝統行事など身近なことから毎週一つとりあげているので、内容に

ばらつきが出てしまうことがあります。

佐藤副委員長

  ・いろいろなジャンルをクローズアップして英語で情報を提供するとしている番組の趣

旨からすると、今回の放送内容では普通の会話に終わっているように感じた。もちろ

ん、番組制作を通して英語を習得していくという点では良いが。

張委員

 ・この番組以外で英語番組はあるのか。

武田主任

 ・世田谷区提供番組の世田谷区の情報を放送している「ハッピライフ世田谷」のみです。

張委員

 ・女子大生がトッピクするなら「街に出る」とか、「新しくできた二子玉川はこんなだわ!」

とか、「日本の公園では子供たちはこんな遊びをしている」など、外国人の人たちが聴い

て世田谷区の暮らしの一端を感じられるようなトピックの方が、より良いのではないか。

しゃべり手の学生がトピックに興味を持っているのが大事で、三軒茶屋や太子堂のあた

りを歩いて、そこで感じることや暮らしなどを教えてあげたいう興味があれば、もっと

簡単な会話でも聴く側には楽しい。これを聴いた英語圏の人に感想を聞いてみたい。

佐藤副委員長

 ・逆に、世田谷に住んでいる外国人が日本語でしゃべる方が、放送を聴く私たちの興味を

かき立てるのではないか。

武田主任

 ・番組の第1部は日本人の学生だが、第2部は留学生が登場することがあって面白い内

容になっている。学生側のフォローとなるが、授業の一環としてやっていることもあり、

自由にやりたいという部分もあるが、間違った英文を放送させてはいけないという先生

達の意識もあり、細かいところまで原稿をチェックされたりすることで硬直化があるか

もしれません。

小林委員

 ・コミュニケーションというのは中味。守りの姿勢に入っているように感じる。英語コミ

ュニケーション学科なので取材も含めて学生に課題を与えて、自分がどう思っているか

を話してもらうと良い。番組前半は取材を通した自分の意見、後半はインタビューで、

その人のことを聞くというようにアクセントがついておもしろいのではないか。

張委員 

 ・昨日までアルゼンチンの山にロシア人、オーストラリア人、イングランド人などと一緒

に登ってきた。やってみて面白いのは、言いたいことがあるということが大事。教科書

に書いてあって無難なセンテンスは、口から出てもおもしろくない。言いたいことがあ

って、聞きたいことがあるというのがコミュニケーションの一番おもしろいところ。

最初のトピックのところで、留学生と話をするとおもしろいのではないか。学生を異文

化に追い込んでみて、追い込まれて、これだけはどうしても反論したいという気持ちを

持ってもらってコミュニケーションしてもらったら良いのではないか。どうやって追い

込むかは先生の力になるかもしれないが。

佐藤副委員長

 ・外国の学生に会ったときに異口同音的に自分たちは日本の学生たちと話したいが、日本

人は受け付けないように感じると言っている。日本人は文法的に間違ってはいけないと

か、はずかしいとかの気持ちがあるからなのか。

倉本委員長

 ・この番組は、将来的には日本の学生だけでなく留学生も含めた内容にするとの意図はあ

るのか。

武田主任 

・留学生のいる時期が限られているようですが、留学生が出演できる状況にあれば一緒に

やれます。

倉本委員長

・本来は、留学生などとコミュニケーションをとっている状況を放送された方が良いし、

またテーマを決めて放送すると焦点が絞れるのでは。

佐藤副委員長

 ・ハンドベルの音楽は、大学の部活でやっているものなのか。

武田主任

 ・これに関して説明はないが、学内での発表の時の録音であろうと思われます。

これまでの各委員の皆様からの貴重なご意見ありがとうございます。英語コミュニケー

ション学科の生徒さん達は、将来、張さんように経験をしたいという生徒が多いと思う

ので、本日のお話を伝えていきたい。

佐藤副委員長

 ・今度音楽を入れる場合は、学生達がもっと自慢できる音楽を。

武田主任

・挿入音楽は、市販のCDの場合も多くあります。今回はフランスの話題だったので

これを取り上げたのではないか。

佐藤副委員長

・一般の区民の感想も、私達が感じていることと同じだろうか。どうなのか。

武田主任

・やはり、原稿をカチカチに読み上げているので、同じ感想を持っていると思います。

倉本委員長

・区内には、コミュニケーション学科を持っている学校は他にもあると考えるが、他の学

校とローテーションを組んで各学校を使っていくという考えはあるのか。

武田主任

 ・現在は昭和女子大学のみですが、夜に大学生の番組もあるので、その中で試みをしてみれば良いのではないかと考えますが。

倉本委員長

・成城警察は、各大学と連携をとって防犯活動等を進めている。大学生は、あらゆること

でエネルギーがあるので、今回の番組についても各大学と連携ができると良いのではな

いかと考えたのですが。

張委員

 ・ネイティブの先生もいるので原稿を起こす時に、自分が言いたい言葉をどんなニュアン

スで言うのかを学生から強く出させて、先生と詰めて自分が言いたいことはこうである

という英語にたどり着くまで頑張って言葉を探してほしい。

武田主任

 ・前回の番組審議会での質問についてですが、1点目は「チーターのありがとう世田谷」の番組の中で、「チーター(水前寺清子)と区長との対談の反響はどうだったのか」についてはメール等での反応はありませんでした。2点目のゲストをどのように選んでいるのかについての質問がありましたが、具体的なご質問は世田谷消防署の方ではなく、目黒の消防署の方を選んだのはどうしてかということですが、出演者がたまたま目黒区の方を選んだということです。

事務局

 ・次回の日程の調整について、第1候補としまして3月26日月曜日で予定願います。

倉本委員長

 ・これを持ちまして、第53回番組審議会を終了いたします。