63回放送番組審議会議事録

 

1.開催年月日  平成25年月19日(月曜日)

         午後4時~午後5時

 

2.開催場所  エフエム世田谷 会議室

 

3.出席予定者  委員総数  6名

         出席委員数  5名

倉本 俊幸  委員長

佐藤 菊夫  委 員

小林 憲夫  委 員

張  晶子   委 員

古谷 真一郎 委 員

         欠席委員数  1名

大杉 伸一  委 員

 

放送事業者側出席者

           代 表 取 締 役 社 長   平谷 憲明

取 締 役 副 社 長   

(FM放送事業本部長兼務) 深井 教雄

           FM放送事業本部 次長   武田 和子(事務局)

           FM放送事業本部営業課長  津吹 芳満( 〃 )

 

4.議  題 (1)エフエム世田谷放送番組

          番組名「ハッピー!がやがや館」

           平成25815日(木)午後1230分~100分放送分

 

5.議事の概要

  (1)放送局側からの審議番組の説明

  (2)当該番組の試聴

  (3)出席委員による当該番組の審議

  (4)関連事項について出席者全員での意見交換

  (5)その他

 

6.審議内容

   定刻、事務局より委員総数6名のうち5名が出席しているので、放送番組審議会の規

定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に議事進行を依

頼した。

   倉本委員長の開始宣言に続き、平谷社長から開催にあたり挨拶が述べられ、委員長の

指示により武田次長が審議内容の説明を行った。

 

(1)番組概要

〈 番 組 名 〉 「ハッピー!がやがや館」

放送曜日・時間〉 毎週木曜日 午後1230分~100

〈番 組 内 容〉 世田谷区の池尻に4月オープンした世田谷区立健康増進・交流

施設「せたがや がやがや館」から、元気になれる「お役立

ち健康情報」、「健康メニュー」、家庭でできる「簡単体操」な

ど健康に関する情報やお得情報を、区民の声を交え紹介する

30分番組

〈制     作〉 株式会社世田谷サービス公社FM放送事業本部

(エフエム世田谷)

            

(2)審議対象放送内容

平成25815日(木) 1230分~100分放送分

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり 

倉本委員長

・ただ今から第63回の審議会を始めます。

事務局から放送についてお聞かせください。

 事務局

・本日は、5月に放送がスタートした「ハッピー!がやがや館」という番組で、815

(木)12時から放送したものです。

 

(番組録音放送)

 

倉本委員長

 ・「ハッピーがやがや館」の概略説明、PR番組のようだがスポンサーは世田谷区か?

事務局

 ・「ハッピーがやがや館」は今年の4月に開館し、管理運営は当社がしている。

まだまだ区民に広く知れわたっていないので、このような素晴らしい施設があること

を紹介する番組です。

倉本委員長

 ・がやがや館というのはどんな施設で、どこが建てたのか?

 

平谷社長

 ・世田谷区役所がこの施設を建てました。施設の運営をプロポーザルで公募した結果、

弊社が仕事を請け負うことになった。まだ知名度、利用率も低いので自社番組でPR

をしているということです。

 倉本委員長

 ・施設の中身・特色はどのようになっているのか?

平谷社長

 ・区民センターとの違いは、運動室とレストランが入っているのが違います。

運動室は民間のアスレチック施設をイメージすると分かりやすい。

機械も筋肉を増強するというより年配の方が気軽に使用でき、体力の維持・回復とい

う高齢者向けです。

レストランは「世田谷キッチン」と言って120人くらい入れます。

倉本委員

 ・一般の人や団体も利用できるのか?

 平谷社長

・個人の方、団体の方、皆さんお使いいただけます。

倉本委員長

  ・皆さん。意見ありますか?

 張委員

  ・利用を促したくて放送していると思うが、30分もある番組なので、ギュッと12

にまとめコマーシャルパッケージみたいに、何処にあって何ができるというようなこ

とを毎回、最初と最後でも良いから流してみたらどうか?

運動室と娯楽室がありそれを個人で利用できるとあったが、個人で利用できる意味

が分からない。一人で何かできることがあるか?

事務局

  ・個人利用と団体利用の区分があります。

 張委員

  ・それを分けて言えば良い。個人利用とはどういうことなのか?一人で、ふらっと行っ

たとき何ができるのか?インストラクターが何を手伝ってくれるのか?

そうしたイメージがないと行く気にならない。どんなサービスを受けられるのか具

体的に聞きたかった。そうでないとグループしか使わないと思う。

運動の話しも、どの程度の運動ができるのかが分からない。

熱中症予防では、体重が1キロ減ってもいけない運動の話しは効果の程はどうかと

思われた。

   高齢者の体力維持の運動なら基準は必要だが、自分から運動したい人はそのレベルで

はない。レベルの程度が分かる解説があれば良いと思った。

 

 

倉本委員長

  ・自分のところが管理する施設の宣伝番組なので、もう少し丁寧に知らせた方が良い。

朝から晩まで居て良いのか?いた場合、料金はどうなのか?大勢来た場合の順番は

どうなるか?けやきネットの申込み出来るのか?順番は?などなど・・・

団体も登録が必要なのか?利用者は区民に限るのか?

 佐藤委員

  ・資料見て色々想像するが、実際はその場に行き自分の目で見て、実感することが早道。

    資料に書かれていることを宣伝しても、FM世田谷の説明があっても実際、自分の目

   で見て確かめるのが一番納得いく。

 倉本委員長

  ・審議するのは、番組の内容です。原稿をそのまま放送するのもどうかと思うし、もう

少し親切な語りで放送した方が良かったと思う。細かい決まりが聞けなかった。

 古谷委員

  ・団体は、けやきネットに出ており通常の区民施設を使うのと同じ申込みでしょう。

 倉本委員長

  ・団体がけやきネット以外で勝手に使えることになったらまずいので、そのことは番組

で言わないと親切ではない。これからの放送でぜひ言ってほしい。

 張委員

  ・けやきネットを通じて皆さんイメージができる。けやきネットを伝えれば、もっと分

かりやすかった。

 古谷委員

  ・さっきの放送聞いて、さあこれから行こうかという気にはならないと思う。

議論するために、一度行かなくてはという話しと、放送を聞いて行ってみようかと

いう話は違う。行ってみようという気に私はなれない。

 事務局

  ・番組を聞いて?ということですね。

 古谷委員

  ・インストラクターのレクチャーなど、スポーツ的な要素があり関連性はあるが、一般

の人へのPRがない。

ここに足を運ぶ目的を、番組を通して提供していかないと意味がない。

そうなると団体よりは、若い人も含め、近所の高齢者の方々にその気にさせる内容で

ないとダメだと思う。

その他、イベント情報とかを織り交ぜ、全体的に広めないと、行ってみようという気

にはなれない。

 佐藤委員

  ・ここの会議室を借りて番組審議会をやれば、放送の印象と照らし合わすことが出来て、

問題になっていることも解決する気がする。

 

倉本委員長

  ・継続の番組でしょうから、プログラムの中に今の提案を入れても良いと思う。

 事務局

  ・先生方にも一度ご覧いただきたい。

 倉本委員長

  ・我々はともかく、一般の人が興味を持つようなPRが必要だ。

 張委員

  ・管理者にお願いしたいのは、個人利用ができるということで、他区の施設との違いを

もっとアピールしてほしい。

例えば、キッチンなら赤ちゃん連れでも困らないとか、会議室なら会議という目的

にこだわらずに、くつろいで利用できると良い。

公園みたいに、ふらっと入って赤ちゃんと休んだりできるのか?できると良い。

個人で利用する時にコンシェルジュがいて短い時間でぱっと説明してくれると安心

感がある。

がやがや館という名前から公園のように気軽に入れるようなスペースがあれば、個人

も来やすくなる。

そう運営してもらえるようアピールすると良い。

子供・赤ちゃん連れやお年寄り同士でも、安心して利用できる情報を提供し、行って

みたくなるイメージをもっとアピールして、利用しやすい施設にしてもらいたい。

 小林委員

  ・私は番組独自の視点というのを、常に意識している。施設紹介は重要だが30分の時

間がありながら、今回、コンテンツと連動していないと思った。

熱中症の話しは健康に関する情報を提供したいという企画だと思うが、がやがや館を

利用してほしいなら別の視点がある。

暑い中、お年寄りが外で運動したら危ない。ならば室内でスポーツ器具を利用して運

動するよう誘導させることが重要で良いチャンスと思う。

熱中症の情報は、ごく普通の情報です。室内でも熱中症になるわけで、熱中症を避け

て室内で運動しようとするお年寄りたちに心構えを提供した方が良かった。

体力の維持、健康管理として室内運動の絶好の場所だという切り口でコンテンツにし

たらもっと説得力があったと思う。

単に、関連するキーワードを引っ掛けるのでなくターゲットを誘導するためのコンテ

ンツづくりに視点を絞ると良い。

料理も同じ。暑さの中でどんなメニューが良いのか迷う人がいても、レストランに来

たら解決しますという切り口はある。

しかし、実際にはその内容を示すものがない。メニューを見ればヒントがあるとか、

レシピが置いてあるとか、そういう情報があれば、そこへ行ってメニューを探そうと

いうことになる。

その辺りのコンテンツの連動をぜひともお願いしたい。

 古谷委員

  ・商売ベースで考えると、ラジオ関係でPRしたいと思ったらこんなもったいない使い

方はしない。

施設を利用してもらうことが今回のPRでしょうが、もったいなさすぎです。 

番組を30分持つとしたら結構な金額でしょう?こんな使い方しないですよ。

僕がスポンサーなら出さない。こんなもったいない使い方しないですよ。

無駄って言い方は失礼だけど、施設を利用してもらうことが、我々の商売ベースなら、

買ってもらうところまで行きついてない。インフォメーションにもなってない。

30分かけて、メディア使って、熱中症の話しだけで有効な施設のPRへ誘導できず、

ランチにも興味が持てない内容なら、私がオーナーだったら絶対に出さない。

こういう視点もあります。

 張委員

  ・看護師など資格者がいるので、ここで運動すれば安心です。ということなら良かった。

   熱中症予防の話しがあまりにも普通過ぎて興味がわかない。これではここに来ない。

ここに来て運動する意味がどこにあるかをアピールしないと・・・

 小林委員

  ・屋外では危険だから是非きてください。安価な料金なので個人負担が少なくて済む。

そのあたりを強調できなかったのは残念だった。

 佐藤委員

  ・世田谷にはこういう施設が少ないので2年、3年経過したら利用者が増えると思う

   こういう施設があることは良いことだと思う。

 張委員

  ・番組の間に入っている曲が高齢者向けではない。老若男女を対象とするならキャパの

   広さをもう少しアピールすると良い。

 倉本委員長

  ・サービス公社に良い運営方法を考えてもらい、高齢者が使いやすい運営環境を構築し

てほしい。

ありがとうございました。以上で審議を終わります。

事務局から連絡があればお願いします。

 事務局

  ・次回は、1021日(月)4時からです。よろしくお願いいたします。