第65回放送番組審議会議事録
1.開催年月日 平成25年12月16日(月曜日)
午後4時30分~午後5時30分
2.開催場所 エフエム世田谷 会議室
3.出席予定者 委員総数 5名
出席委員数 5名
倉本 俊幸 委員長
佐藤 菊夫 委 員
小林 憲夫 委 員
張 晶子 委 員
古谷 真一郎 委 員
放送事業者側出席者
代 表 取 締 役 社 長 平谷 憲明
取締役副社長(総務部長) 栗原 康夫
FM放送事業本部次長 武田 和子
FM放送事業本部営業課長 津吹 芳満
4.議 題 (1)エフエム世田谷放送番組
番組名「SUNDAY MUSIC BLEND」
平成25年12月15日(日)午前8時00分~10時30分放送分
5.議事の概要
(1)放送局側からの審議番組の説明
(2)当該番組の試聴
(3)出席委員による当該番組の審議
(4)関連事項について出席者全員での意見交換
(5)その他
6.審議内容
定刻、事務局より委員総数5名のうち全員が出席しているので、放送番組審議会の
規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に議事進
行を依頼した。
倉本委員長の開始宣言に続き、平谷社長から開催にあたり挨拶が述べられ、委員長
の指示により武田次長が審議内容の説明を行った。
(1)番組概要
〈 番 組 名 〉 「SUNDAY MUSIC BLEND」
〈放送曜日・時間〉 毎週日曜日 午前8時00分~10時30分
〈番 組 内 容〉 日曜日の朝に、ほどよい音楽と情報のミックス・ブレンドを
お届けする番組。
News、お天気、交通の基本情報とエンターテイメント情報
フレッシュな音楽との心地よいブレンドで、日曜日の朝のひ
と時に用賀スタジオからお送りする2時間30分の番組です。
〈制 作〉 株式会社世田谷サービス公社FM放送事業本部
(エフエム世田谷)
(2)審議対象放送内容
平成25年12月15日(日) 8時00分~10時30分放送分
7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり
倉本委員長
・ただ今から第65回の審議会を始めます。
放送について聞かせてください。
武田次長
・本日は日曜日朝のサンデー・ミュージックブレンドを聞いていただきます。
その前に本日、12月16日は世田谷ボロ市が開催されており、エフエム世田谷もボロ
市会場にブースを出しております。
会場では放送を流しながらリクエストのアンケート募集を行い、当社のキャラクター
「DJせたハチ」が会場へお越しの皆さんと一緒に写真を撮ったりするなどして
PRに努めています。
サンデー・ミュージックブレンドですが、2時間30分の長い番組ですので抽出して
ダイジェスト版を聞いていただきます。
この番組は、間にハッピーライフ世田谷とボンジョルノ世田谷、10分~20分程度の
コーナーの完パケ番組が入っております。日曜日の朝にたっぷりの音楽と、情報を
お届けする番組です。
比較的若い人をターゲットとしています。スタッフ2名、パーソナリティ2名が交代で
放送を行っております。お聞きください。
(番組録音放送)
武田次長
・12月15日に放送された番組を聞いていただきました。
日曜日朝の生放送を少人数で、それぞれの担当者が工夫してニュース、天気交通情報
等も交えながら放送しています。審議、よろしくお願いいたします。
倉本委員長
・聞いていて肩の凝らない良い番組と思われましたがいかがでしょうか?
小林委員
・日曜日の朝、以前は何を放送していたか?同じではなかったか?
武田次長
・音楽放送もありましたが、おはようサンデーという番組を放送していました。
小林委員
・自主制作というか、局制作番組に変更をして、少人数で乗り切っているのは理解で
きたが、関連して若者向けっていうのがあり、20、30代層にということのようだが、
具体的にお聞かせ願いたい。
武田
・番組を担当するディレクター自身の持ち味を生かしている。
ただ、若者に突出しているということでなく、フレッシュな曲をできるだけ流して
いく姿勢ということです。局制作にした理由は、エフエム世田谷に特化した情報を
放送するには、生の枠が必要なのでこの番組をスタートさせた。その中で色々と試み
をしている。
倉本委員長
・エフエム世田谷の個性を出すためということかな?
武田次長
・そうですね。世田谷区に特化した情報も何時でも放送できる体制ということです。
・私が驚いたのは、コーナー番組があり、そこで何が演奏されたかというと、サルデー
ニャ島の音楽でした。この時間に流れたのは民謡形式の男性合唱で4千年前から
伝わる音楽でした。
5年前に日本に来て演奏会を開いたという説明があり放送にもなったらしい。それは
アカペラで何にも楽器がない。今は殆どが電子楽器を使って演奏しているが、そうで
なく無伴奏でソロのあとコーラスでハーモニーとなる。
素朴でしかも心を打つその音楽は、グレゴリア聖歌と思わせるような感じを受けて
非常に驚きました。
武田次長
・ボンジョルノ世田谷がイタリアがテーマの番組なのでその中と思う。
佐藤委員
・とにかく異色です。他にも色々電波があって音楽が流れる中、エフエム世田谷で流れ
て本当に自分の中で良い勉強になった。感激しました。
武田次長
・ありがとうございます。
佐藤委員
・よく取り上げましたね。
小林委員
・若者向けという言葉が引っかかっていて、どこが若者向けなのか、分からない。
ディレクターを若くしたからというのも無理がある。ユーミン、ローリングストーンズ
が流れたが特に若者向けではない。
芸能ネタのニュースが多いから若者向けかという気持ちもしたが…
また、イベント情報はボロ市を取り上げていたが、ボロ市はて今の若者に全然人気ない。
武田次長
・若い方はたくさん来ています。外国人も多い。
小林委員
・面白くないと何人かから聞いた。それはいいとして、資料の若者向けというのが
どこにあるのかということ。よく分からなかった。
20~30代層にターゲットを絞るならどんな工夫をしているのか伺いたい。
武田次長
・若者のみに突出しているわけではない。今回17曲ほど使用していますが、他に
クリュードプレー、たむらぱん、パスピエ、リオ、くるり、森山直太郎、槙原敬
之などで、普段あまり流れないような曲も紹介しています。
小林委員
・徐々に若者向けの曲にシフトしているという感じか?それがターゲットなのか?
武田次長
・誰もが聞いたことがあるアーチストの曲が流れるのがエフエム世田谷ですが、新譜だ
とか新しいアーチストであるとか、そうしたところも紹介しているのがこの番組です。
いきなり朝からハードロックとかでなく、色々な方が聞いている中で色々な情報を
ということです。極端には走っていない番組です。
佐藤委員
・委員長がおっしゃたように日曜日のひと時、朝の時間、楽しく気楽に行こうという意
味では若者だけではない気もします。
武田次長
・色々な方が聞いてくださっていると思います。
倉本委員長
・若い人たちが聞いている曲だろうと思うが、あまり耳障りにならなかった。素直に聞
けると感じの曲だった。あまり気にならない。高齢者でも…
張委員
・このディレクターは幾つくらいですか?
武田次長
・20代後半から30代前半と思われます。
張委員
・この方たちが旬な音楽情報の「旬」を選定されてるわけですか?
武田次長
・そうです。
張委員
・聞いただけだと20代、30代というより40代かな?という感じがしました。
武田次長
・当社でディレクターを長くやっているので、そういう視点はあるかと思います。
張委員
・無理に20、30代としなくても良いと思う。
エンタメコーナーの音楽情報・イベント情報がありましたが、イベント情報は良いが
芸能ニュースは不要かと思いました。その手のものはインターネットで氾濫している。
イベント情報なら良いかなと思う。浜崎あゆみがどうだとかはどうでも良い。
それよりもコンサート情報の方が良いと思いました。
小林委員
・逆に私は若者向けにそれをニュースにして、難しい政治・経済はやめて芸能ニュース
に走った方が受けやすく意図的なものと思った。その辺りはどうですか?私は不要
だと思いますが…
倉本委員長
・気楽になれるようにという意味もあったかと思うが芸能ニュースはどうかな?
と思う。
武田次長
・担当から詳しく聞いていないが、たまたま今回ゴシップ的な感じで、当然ここはミュ
ージックヘッドラインですので、コンサート情報だとか新譜情報であるとか色々な
音楽関係の話題が紹介されますので、今回たまたまということであります。
小林委員
・浜崎あゆみの時はニュースとして読んだわけで、一方ユーミンとかローリングストー
ンズの時はコーナーが違うかもしれないが、曲が流れました。
武田次長
・浜崎あゆみの時も曲を流しています。
小林委員
・流れていますか?ニュースとして流したのですよね?流れているなら良いが…
紹介でなくバックで流したのかそれともちゃんと紹介してか?
武田次長
・バックでではないです。
小林委員
・紹介して?
武田次長
・はい。
倉本委員長
・かたい話しがあっても良いが、日曜日だからあまり余計なこと考えずに気楽に聞くの
が良いと思う。
佐藤委員
・日曜の8時、テレビ、ラジオ色々ある中で、エフエム世田谷の魅力を発揮させるには
こういう形があっても良い気もする。朝の和やかな気持ちで、肩をはらずに良い。
小林委員
・それもありだと思う。作り方だと思います。
張委員
・ターゲットが逆かもしれませんね。…20代、30代のシングルの人たちよりも30、
40代、ファミリーなど、それはそれで良いと思う。
佐藤委員
・残念だったのは、今日、ボンジョルノ世田谷のサルデーニャ島の音楽を聞けなかっ
たことです。我々専門家も非常に驚ろかされることなので…
今、新しいものを、特に一般にスター的な存在を求めがちだが、こういう過去に築
き上げられてきたものは貴重、歴史的な意味においても原点に返れる一つと思います。
古谷委員
・他の先生方が言うようにボケボケだと思う。企画書に20代から30代とあるがそこ
に向かっていないと思う。
もっとターゲットを幅広くして情報発信番組ですと謳った方が良いと思った。
もう一つは違う側面で、日曜日の朝に生放送をやるべきと考えていた中で、それが出
来て良かったと思う。
世田谷区は色々なイベントが日曜日にあるので、当日の情報を朝の段階で、発信出来ることが非常に良かったなと思う。
そういう意味では日曜日のこの時間帯に生放送が出来るようになったのは、良かったと思います。
同時に残念なのは、時間が長いので間延びしている気がする。情報発信というなら
絞った方が良かったし、エンタメ情報と言っても前の日にインターネットで上がった
ものを生放送で取り上げてみましたという話になってしまう。それでは新鮮味もない
し、もう少し工夫がほしいと思った。聞いた情報からするとターゲットを20~30代
と謳わない方が良い。今の20代、30代前半の子たちは選択視が多いから違和感があった。
倉本委員長
・この時間帯だと年代をあげた方が良いかもしれない。
古谷委員
・そう、だから20代からその60代?どなたが聞いても良い情報番組ということにし
て数字を書かなきゃ良かった。
張委員
・20代は情報量が多くて皆さんグルーピングというか、コアな情報に走っている。
しかも彼ら彼女らの時間というのは日曜の朝じゃなくて、夜という感じがする。
朝に20代ってもってこなくてもと思うので先生方がおっしゃるように日曜の朝
は気楽な感じでというなら幅広くファミリーで聞ける番組と言った方が良い。
日曜日の世田谷ということで、世田谷に特化した方が良いのかもしれないという気が
しました。
世田谷情報だったらどんな年齢の方でも良いわけですよね。今日の日曜日、世田谷で
どんなものに出会えるかなど…
全員
・そうですね。
古谷委員
・これが企画書ですとやられたら合わないけれど、誰にでもというように変えれば、
ボヤッとしていてもなるほどという感じになる。
小林委員
・こんな議論にならなかった。
全員
・そうですね。
倉本委員長
・ありがとうございました。次回はどうでしょうか?
事務局
・2月17日の月曜日、16時30分~ではいかがでしょうか?
全員
・特に問題ない。
以上