第69回放送番組審議会議事録
1.開催年月日 平成26年8月4日(月曜日)
午後4時20分~午後5時20分
2.開催場所 エフエム世田谷 会議室
3.出席予定者 委員総数 5名
出席委員数 5名
倉本 俊幸 委員長
佐藤 菊夫 委 員
小林 憲夫 委 員
張 晶子 委 員
古谷 真一郎 委 員
放送事業者側出席者
代表取締役社長 田中 茂
取締役兼放送局長 深井 教雄
事務局 武田 和子
4.議 題 エフエム世田谷放送番組
番組名「金パラ~長江健次のDARADAラジオ」
平成26年7月25日(金)午後1時00分~午後5時 放送分
5.議事の概要
(1)放送局側からの審議番組の説明
(2)当該番組の試聴
(3)出席委員による当該番組の審議
(4)関連事項について出席者全員での意見交換
(5)その他
6.審議内容
定刻、事務局より委員総数5名全員が出席しているので、放送番組審議会の
規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に
議事進行を依頼した。
委員長の指示により、該当番組担当
武田が、審議内容の説明を行った。
(1)番組概要
< 番 組 名 > 「金パラ~長江健次のDARADAラジオ」
<放送曜日時間> 毎週金曜日 午後1時~午後5時
<放 送 内 容> 三軒茶屋キャロットタワー26Fサテライトから長江健次を
メイン・パーソナリティに、80年代洋楽邦楽~スポーツ、
食べ歩き、仕事、家族ほか、日常の出来事を共有する
生ワイド番組。
< 制 作 > 株式会社世田谷サービス公社 エフエム世田谷
(2)審議対象放送内容
平成26年7月25日(金) 13時00分~15時00分 放送分
7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり
倉本委員長:ただ今から第69回の審議会を始めます。
番組についてご説明をお願いします。
武田 :当社7月編成で始まった番組です。毎週金曜日午後1時から5時迄のワイド
番組、キャロットタワー26Fのサテライト・スタジオ、スタジオ・キャロットからの公
開生放送番組です。「金ドン!」のフツ夫役でおなじみでした長江健次さんを
メイン・パーソナリティに、小林佳果さんをアシスタントにスタート、7月25日は、
4回目の放送になりますが、この日の放送をお聞きいただきます。
(編集済み番組を聴取)
倉本委員長:いかがでしょうか。お昼の暇がある時間に聞くのに、肩の凝らないなかなか
いい番組なのではないかと思いますが。
小林委員:4時間ですよね、4時間この様だと、ちょっと辛い気がした。
というのは、2人のかけ合いが、あまりうまく噛んでいないのでは、と思った。
全編通して聴いたわけではないのですが。
長江さんのキャラでずっと引っ張っていって、小林さんはそれに答えるだけ。
そうですね、とか同意するくらいで。番組として2人のかけあいで新しい発展
が生まれる、という部分が弱い気がした。
長江さん一人の魅力で4時間引っ張っていく、それを盛り上げる為、いろい
ろなテーマを設定していると思った。でも、それだと全編同じトーンになって
しまう気がする。これだと、長江さん一人でもいいのではないかと思った。
2人にした理由は?
武田 :小林さんは、アシスタントでもあり、アナウンサーでもある、この中でニュ
お天気、交通情報、お知らせ、すべてをこなしている。
小林委員: なるほど。
倉本委員長:今出てこなかったのですが、特派員レポートとか、世田谷ぶらりぶらぶらも
ありますね。そこでは小林さんは、どう関わっているのか分からなかった。
そこも長江さん一人が、ずっと引っ張っているのか。
張 委員:題名が流石、DARADAラジオ。ダラダラ聞いている感じなんだな、と。
でもダラダラにしては、関西弁でお話になるので、インパクトがある。
ラジオで関西弁ってあまり聞かないような気もする。
小林さんは滑舌もよく、リアクションも悪くないと思うが、小林先生がおっしゃっ
たように、彼女のリアクションがあまり活きていない気がした。
面白いリアクションが出来る期待がもてる方だが、まだ会話がうまく噛み合あっていないようだ。
今回は「夏祭り」だったが、テーマは、その日に知らせるのか?
エピソードを寄せてもらうのか?長さや量の制限は?
武田 :通常、エンディングで来週のテーマを発表する。
制限はない。お題の様なものがあった方が、リスナーはメールを送りやすい。
張 委員:相談室は、人生相談みたいな相談なのか。相談したいと思わせてくれないと
相談しないかも。小林さんとの会話を聞いていると、長江さんあまり話を聞いて
くれていない感じがある。ここは小林さんが受けるとか、相談コーナーは一考かな
と思った。
二人のキャッチボールとか、バトンタッチとか、コーナーによって受け渡したり
とかも有るかもしれないし、もう少し、2人のキャッチボールが有ってもいい。
武田 :7月にスタートしたばかり。小林さんは情報系の処理に手一杯だったところは
佐藤委員:昭和の音楽・復活的な部分をもっと出していかれたらいいのでは。
バックトゥザ80‘sのコーナーの曲、バックトゥーザフューチャー、これは素晴らし
い曲。どの様な選択をしているのか。
武田 :長江さん初期の活躍時のアイドル、松田聖子さん、岩崎宏実さん、田原俊彦
さん、山口百恵さんなどいろいろな方の曲が、採り上げられている。
小林委員:もともと、音楽とトークの関連性はないのでは。
昭和のお茶の間の復活は、最初のところだけで、あとは一貫性がないのでは
ないか。
武田 :40代~60代くらいの方が、ラジオやTVでよく聞いていたような曲が多く流れ
古谷委員:これは、昭和のお茶の間で人気があった長江さんが、番組のメイン・パーソナリ
ティであるってことを謳っているわけで、昭和のお茶の間自体を提供する番組で
はない。80年代当時、彼もその中の一人として活躍していたわけで、その関連
の曲や話が出てくるのは不思議ではない。
ターゲットはというと、それは幅広くなるでしょうけれど、彼がやることによって、
少し若い層の人たちも聞けるようになったのではないか。
武田 :長江さんは「金ドン!」でお馴染みで、当時、人気ナンバー1と言っていい方。
それを前面に出したかった。お茶の間・ドタバタ・お笑い劇場のテイスト。内容は
長江さんがパーソナリティであることが前提で、関西弁でドタバタ感もありながら
進行する。決してスマートでおしゃれな方向ではない。
張 委員:このお二人、経歴見ているとスポーツが得意である。「スポパラ」のコーナーだ
けは、あまりドタバタしないで、スポーツはそれぞれの種目でかなり詳しい方が
いるが、わかっている人にも、わかっていない人にも、それぞれに話題ごとに、
きちんとデータみたいなものを出して、しっかり語ってくれた方がいいかもしれ
ないと思った。
倉本委員長:この番組はかなり聞く人の幅があり、聴く人によって、受け取り方が違う、と
思った。
佐藤委員:関西の方ですよね。浪速の風を世田谷に、ということで、世田谷の人が何を
感じるか、それは自由だし、人によると思う。批判もあっていい。
倉本委員長:ある意味、クセがあっていいのではないか。関西弁の印象はいろいろ。
嫌だなと思う人もいれば、いいなと思う人もいる。言葉に対する思いは、これはもう人それぞれ。
佐藤委員:我々の年代でも感じ方が違う。感想はいろいろ。
古谷委員:今、地方でもエフエム世田谷の放送を聴くことができる。
その時間でしか、その地域でしか聞けなかったラジオの時代から、選んで聞ける
時代になって、選択肢がいろいろな中、言葉は問題ない。日常的にも、関西であ
ろうが、他の地域の言葉であろうが。聞きづらい標準語の人もいるわけだし。
但、うまく組みあわて行くって方法はあるのかな、と思う。
以前、月に1回位だったか、地域の人、地元で頑張っている人をゲストに招いて
お祭りとか行事、団体の紹介をした時代があった。
土日も生が全くない時期があって、唯一金曜生だけが、そういったゲストにご出
演いただける枠だった。この生放送枠を、その様にうまく使った方がいいと思う。
今、ゲストが著名な方ばかりですね?
武田 :スタート月なので頑張ってブッキングした結果。
今後そういった土地の情報を伝えていただけるゲストの方、ぜひお越しいただき
たい。
張 委員: 特派員レポートは、どのようなコーナーなのか?
武田 :月曜日~木曜日も同様で、区民レポーターとして、世田谷区にお住いの方
約30名の皆さんに、身近な地元の話題、情報を伝えいただいている。
倉本委員長:そういった方たちと日頃コンタクトをとっていれば、素晴らしい情報ご提供
元ではないか。
小林委員:4時間を聴くとすると、聴いていて苦笑いしたり、思わず吹き出したりしたり、
聴いていて波があって、面白ければ聞いてしまう。4時間の中で盛り上がったり
下がったり。せっかく浪速の風を吹かせるなら、もっとキャラをたたせて、アクの
強さをもっと出してもいいのでは。その時小林さんですが、もっと抵抗というか
反応していいと思う。2人はパっと見たところ、「浪速」対「世田谷のおじょうさん」
という感じ。小林さんは、もっとバシっとツッこんでもいいと思う。2人の掛け合
いが面白いと、思わず笑ってしまうと思う。
4時間もたせるのなら、2人のかけ合いをもっと面白くするような工夫が必要な
のではないか。
全国で聴けるとしても、僕みたいな東京生まれ、東京育ちにしてみれば、
関西弁は、ドギマギしてしまうことがある。発想が全然違うから、どう対応する
のかなと思う。小林さんおとなしすぎるかな、まだ慣れてないのかな、と思った。
張 委員:アシスタントとしてじゃなくて、パートナー的に位置づけしてもらったらどうか。
お笑いの方々をみていると、関西弁でいじられ上手な人は面白い。関西弁で
押されるばっかりだと、なにかもやもやしてしまう。東京勢としては。
小林さんに、ストレートに、パーン、パーンと突っ込んでいただいてはどうか。
倉本委員長:皆さん、今日は有り難うございました。
事務局:次回の日程ですが、10月6日の月曜日ではいかがでしょう。
全 員:特に問題ない。
事務局:次回は10月6日(月曜日)16時20分から17時20分と予定します。