第70回放送番組審議会議事録
1.開催年月日 平成26年8月4日(月曜日)
午後4時20分~午後5時20分
2.開催場所 エフエム世田谷 会議室
3.出席予定者 委員総数 5名
出席委員数 5名
倉本 俊幸 委員長
佐藤 菊夫 委 員
小林 憲夫 委 員
張 晶子 委 員
古谷 真一郎 委 員
放送事業者側出席者
代表取締役社長 田中 茂
取締役兼放送局長 深井 教雄
事務局 武田 和子
番組担当 中戸川 宏平
4.議 題 エフエム世田谷放送番組
番組名「世田谷まちなか情報局」
平成26年10月6日(月)午後4:20~5:20
5.議事の概要
(1)放送局側からの審議番組の説明
(2)当該番組の試聴
(3)出席委員による当該番組の審議
(4)関連事項について出席者全員での意見交換
(5)その他
6.審議内容
定刻、事務局より委員総数5名全員が出席しているので、放送番組審議会の
規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち、倉本委員長に
議事進行を依頼した。
委員長の指示により、該当番組担当
中戸川が、審議内容の説明を行った。
(1)番組概要
< 番 組 名 > 「世田谷まちなか情報局」
<放送曜日時間> 毎週月曜日 午後12時30分~午後12時45分
<放 送 内 容> レポーター集団・世田谷ラバーズ(4名編成)が、それ
ぞれの担当地域ごとに、世田谷のまちを取材、魅力的な
ものを見つけ、番組内で発表し合う構成。
< 制 作 > 株式会社世田谷サービス公社 エフエム世田谷
(2)審議対象放送内容
平成26年9月29日(月)午後12時30分~午後12時45 放送分
7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり
倉本委員長:ただ今から第70回の審議会を始めます。番組についてご説明をお願い
します。
中戸川 :この番組は、世田谷産業振興公社提供で、世田谷の魅力や情報を伝えてい
こう、という内容。世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の5地区に、それぞれ専属レポ
ーターをつけ、5名で世田谷ラバーズと名付け、取材してきたものを放送します。
今回は、9月29日放送分の烏山地区。この地区の担当は星乃心美です。
(番組を聴取)
倉本委員長:ご意見いかがでしょうか。
小林委員:各地区の観光サポーターとして取材レポートとありますが、今聞いた限りだと
お店の紹介ですね。毎回ではないと思いますが。どのように地域ごとに分け
ているのか?
中戸川 :特に決まっていない。あくまでレポーターが場所を見つけてくる。
小林委員:今回はゲストの方の紹介ですよね。するとゲストを紹介するものなのか。
中戸川 :この回のみ、たまたまゲストが出演している。
小林委員:リポーターのキャラクターが反映されているわけでもないのですね。例えば
田畑さんはパンが好きみたいですが。田畑さんの時はパン専門であるとか。
中戸川 :そういうわけではありません。
佐藤委員:烏山自体、あまり詳しく存じませんが、烏山の紹介もほしい。
烏山の成り立ちから今の烏山まで。そういったことにふれてもいいのでは。
中戸川 :歴史的建造物・給水塔を紹介したこともあった。
倉本委員:地域ごとにお店はいっぱいあると思うのですが。
紹介されたところと、されなかったところと、レポーターが選ぶのだと問題が出
てこないか。
中戸川 :今のところは出ていない。取材を好まず、断られたところはあった。
倉本委員長:今回は烏山で、他の地域のレポーターがどういうきり込み方をするのかわ
かりませんが、歴史的なところからとか、商売的なところから、景観的なとこ
ろからきり込んでいこうとか、特にそういったテーマは持っていないのか。
レポーターの判断のみなのか?
中戸川 :もちろん、ディレクターとも事前に取材の場所について話をしている。
張 委員:たまたま今日の放送を聞いた。今日はたしか経堂駅周辺でした。
その前の週がこの烏山。今世田谷に生活している人、まだ日も浅い人も居て、
そういう人達が、たまたま番組を聞いて、ちょっと行ってみようかなと、興味を
持ってもらいたい、そんな場所をピックアップしたのかなと思った。
そうすると、5地区のそれぞれのカラーを出すのは、このお店をピックアップ
するやり方からだと難しいのではと思った。
これはこれで、今の世田谷、新しくこんなものもありますよ、という紹介であれば
有益なのではと思った。私が今日聞いいて気になったのは「ちとからファイブ」。
中戸川
:烏山の非公認アイドルらしいです。
張委員 :お店の紹介で、営業時間は言ってくれたのですが、席数も知りたかった。
どんな組み合わせ、どんなグループで入るのにちょうどいいのか。
1人でも立ち寄りやすいのか。「七つの子」の名前の由来も知りたかった。
佐藤委員:たとえば私の入っているロータリークラブだと姉妹都市があって、韓国や台湾
と交流がある。例えば韓国や台湾などからお客さんが、世田谷のある地区に
来た場合、何を紹介すべきか といつも考える。
等々力なら、おじいさんから子供たちに指導して伝えている等々力節とか音頭
とかある。継承すべき何かが、文化がありはしないか、烏山の場合は何なのかと
思う。そういう面にもふれて紹介してもらえないか。
倉本委員長:今度また別の地域になった時に、文化的なものとか、芸能とか、テーマを
決めてもいいのでは、と思った。比較にもなる。
中戸川 :そうですね。
張 委員 :そういった番組ありましたよね。歴史を掘り起こすような。
「まちなか情報局」というのは、リアルな「今のまちなか」なんじゃないかと思う。
アーカイブというか、歴史的な番組は、また別にあってほしいと思う。
まぜちゃうと聴取者が混乱するかな、という気もする。
世田谷はそういうところを掘り起こすと、ものすごいですし、自然からとか、歴史
からとか、コンセプトが違いますから。別で放送してみたらいいのではないか。
今日の放送は、バイエルン料理を勉強してきた方が、バイエルン料理と地ビ
ールのお店を紹介していた。「あ、近所だ、行こう!」と思った。
こういう情報の番組だったら、また聴こうと思った。どちらかにまとめていただく
というのがいいのでは。
佐藤委員:確かに、考えようによっては、15分ですのでいろいろつめこもうとすると、
相当な時間をとらないといけない。これまで、いろいろなことをエフエム世田谷
はやってきて、これはこれでいいのかもしれない。
倉本委員長:たしかに、シリーズでじっくりというより、たまたま聞いた時に、ポイントが分
かればいいのかもしれない。「あぁ、こんなところがあったのか」と。
佐藤委員長:確かに番組を聞いて烏山にいってみたいな、と思った。日頃あまり立ち寄
った事が無く、車で通りすぎるだけ。
張 委員 :そう思いました。近所に地ビールと自家製ソーセージの店があるんだったら
行ってみたいと。
小林委員:2つ不満がある。世田谷をレポーターごと5地区に分けたわけです。
もっと5地区のレポーター・カラーを出していったらいいのではないか、と思
った。皆こだわるところがあるみたいですし、独断で構わないのではないか。
「私はこういう店しか選びません、これが好き」と。それでいいじゃないか。
それでこそレポーターの意味があるし、5地区5人に分けた意味があるので
はないか。5人で世田谷ラバーズというからには、ラブしているもの、際立っ
た観光紹介をすればいいと思う。無理に給水塔を紹介しなくても、極端かも
しれませんが、「私はパンが好き」だったらパン屋さんのみでもいい。
もう一つは、聞いている人がアンテナをピンとたてないと意味がない。「ここは
皆で集まりたい場所」とか「ここはパンケーキが美味しい店」とか、印象に残ら
ないと。「地ビール」とか「パンケーキ」とか、キーワードが明確でないと印象に
残らない。その2つの点が不満でした。
張 委員 :プロフェッショナルというのは、あらゆる対象に共感できて、リスペクトができて、
接近する力があること。人気が出る人はそういうことが出来る人だと思う。
そこまでを要求するのでなく、このレポーターたちが、本当に興味のあることを
取り上げるほうがいいのかも。その方が番組的には聞いていて楽しいかもし
れない。
古谷委員:今、フェイスブックを見ていたのですが、8割がお店の紹介だし、面白くない
んです。住所とかお店の写真とか、他でも得られる情報です。何の仕掛けも
ない。フェイスブックの使い方を間違っていると思うし、センスが無いと思う。
お店の紹介だけなんですか?区民まつりだけじゃなく、地域ならではのお祭
りだっていろいろあったはず。住民目線というからには、独自の視点、番組と
の連動がもっと欲しい。こういう感じなら行ってみよう、とはならないと思う。
単純にお店だったら、いっそ、おいしいパン屋さんの紹介めぐりに特化した
方がいい。昔、コロッケめぐりの企画があって面白かった。コロッケだけを追
い求め、今日はコレ、値段はいくら、味は…という具合。聞いていると食べ
たくなる。よっぽどフォーカスされていて面白い。
佐藤委員:私としては、やはりちょっとしたことでいいから、街の何か特徴、イメージづける
何かが導入にほしい。
倉本委員長:15分を30分にして、そういったものも紹介して、この街のこの店と紹介できれ
ばいいのだが。掘り下げなくとも世田谷区の南はじにあります玉川地区とか、
たとえ20秒であっても、その町なりのフレーズを使って導入すると、親しみを持
って、その気になって、「今日はこの街なんだ」という聴き方ができるかも。
そういった面から街をアピールできないものか。
ほかにご意見はございませんか。皆さん、今日は有り難うございました。